2011年12月14日水曜日

うす皮たい焼き 鯛乃家 小倉、クリーム、ジャーマンポテト

店名 うす皮たい焼き 鯛乃家 
商品 小倉(130)、クリーム(130)、ジャーマンポテト(180)






テイスティングノート
・小倉
餡はつぶ餡で、豆の皮は薄く柔らかい。餡そのものはたい焼きらしい甘味の強さだが塩味が少し強めについているので甘ったるくはない。また、小豆そのものの味わいを楽しめる。

・クリーム
空気を沢山含んだふわふわ、とろとろで滑らかなクリームで、甘味をつけた卵の風味がたっぷり。質のよい出来立てのクリームパンにもこのようなタイプのクリームはあるが、生地が違うのでクリームパンとは異なる。表面がパリパリなのでクリームパンのように生地になじんだり、口の中の水分が生地に奪われることが少ないのでクリームそのものを楽しめるような気がする。

・ジャーマンポテト
これだけ作り置きがなく、餡は1個分しか残っていなかったが作っていただいた。上記2つを食べ終わって丁度よいぐらいで焼きあがった。餡はマッシュポテトでそれに角切りのベーコンが入っている。その周囲をピリ辛なピザのようなトマトベースのソースで包み込まれ、さらに生地で覆われている。ジャガイモそのものの甘味が先にきて、ソースの甘味、そしてベーコンの風味と旨味がじわっとくる。生地の香ばしい風味なども出てきて、ピリ辛部分が徐々に出てくる。形はたい焼きだがその領域を超えており、健康にやさしいファストフード(食事)と言える。

評価
いつもながらおいしい。小倉はおいしいが、小豆にこだわった他店でも見られる。しかし、クリームやジャーマンポテトはこの店のものが抜きに出ている。特にジャーマンポテトはこの時期にしか食べられない。また、ジャーマンポテトは売り切れだったので、クリームを持ち帰りでまとめ買いした。冷凍しておいてトースターなどで温めるといつでもおいしく食べられる。

うす皮たい焼き 鯛乃家 
横浜市港北区小机町2541 045-473-4361 11:00 -21:00

2011年12月2日金曜日

ラ・ピエスモンテ プリンセス×3種類

店名 ウエディングケーキ工房 ラ・ピエスモンテ(HANZOYAパティスリー La Piece Montee) @新横浜
商品 プリンセス(530)*3







テイスティングノート
3段重ねの定番ケーキ。細かい細工がまで凝っていて3つともデザインや味が異なる。それぞれピスタチオとイチゴ、チョコレートのクリームが使われていて、他は同じ作り。上にラズベリー、内側にもラズベリーが入り、シフォンケーキを緻密にしたようなふんわり、しっとりした食感は舌触りもいい。

評価
いつもながら手が込んでいるプリンセス。以前と比べると3段に積み重ね重ねているところがつながって一体感のある形になり、さらに完成度が上がっている。昼間の2時ぐらいに行き、プリンセスが3個残っていたので購入。夕方に行くとまず売り切れているので、取り置きしておいてもらわないと通常は手に入らない。この時間でも、かわいらしい「雪だるまちゃん」は売り切れだった。

ウエディングケーキ工房 ラ・ピエスモンテ(HANZOYAパティスリー La Piece Montee)
横浜市港北区新横浜3-6-12 日総第十二ビル1F 045-470-5577 11:00-19:00 月火休

2011年11月20日日曜日

マルヤ製菓 フワフワたい焼き 生クリーム+つぶあん

店名 マルヤ製菓 @東京・町田
商品 フワフワたい焼き 生クリーム+つぶあん(160)





テイスティングノート
注文してからたい焼きに入れてくれる生クリームはたい焼きから溢れんばかりに入っている。全体に甘味が控えめで、生クリームは菓子パンの生クリームを軽くしたような風味。つぶ餡も甘味が抑えられているので小豆の味がグッと出てくる。生地は注文してからたい焼きに入れてくれるため湿気は吸ってなく柔らかで表面もカリっとは焼かれてないがフカフカというよりもフンワリという方が近い。

評価
小陽生煎饅頭屋さんの真向かいのお店。生地がやわらかめという点でほのぼのお好み鯛焼き本舗(おめで鯛焼き)(リンクはクールたい焼き)に近い。王道では、特にクリームとジャーマンがおいしい 鯛乃家さん(リンクは白い鯛焼き) や 小豆やかりんとうの銀のあんさん(リンクはかりんとうたい焼き)、ボリュームが驚きの鯛八さん が好みのたい焼き屋さん。

2011年11月16日水曜日

サザコーヒー コーヒー豆チョコ

店名 Home roasted SAZA COFFEE(サザコーヒー)
商品 コーヒー豆チョコ(1000/160g)





テイスティングノート
見た目の色合い通り、ビター、チョコミルク、ミルク、イチゴの4種類。ビターはほろにがで酸味も効いている。ビターな甘味から始まり酸味がグーンと伸びてくる。チョコミルクはマイルドなまま酸味と苦味とのバランスを保つ。ミルクは柔らかい味わいでイチゴは中盤にイチゴやラズベリーの風味がくる。どれもコーヒー豆を噛み砕くカリッとした食感とそこから現れるコーヒーの風味の膨らみと苦味が心地よい。

評価
コーヒービーンズでは現在まで一番おいしいと思っている商品。茨城が本店だが2005年にエキュート品川と共に開店したのを友人から教えてもらい、定期的に買ってくるようになった。以前はお得な大袋もあったが2年ぐらい前になくなり、さらにビター単体などの袋売りもなく、このミックスだけになっている。お店の方によるとイチゴがないバージョンは今年の年末ごろに復活するらしい。また、二子玉川にも今年の3月19日に開店したそうだ。

サザコーヒー ecute 品川
東京都港区高輪3-26-27 エキュート品川(品川駅構内) 03-3444-8910 08:00-22:00 無休

2011年11月9日水曜日

サロン・ド・テ・アンジェリーナ モンブラン・デミサイズ、モンブラン・オ・ショコラ・リッシュ、メープルのモンブラン

店名 サロン・ド・テ・アンジェリーナ ウイング高輪店(Angelina)
商品 モンブラン・デミサイズ(473)、モンブラン・オ・ショコラ・リッシュ(494)、メープルのモンブラン(473)


横浜から一番近い品川のウイング高輪店へ向かう。EAST館はJR品川駅の階段下。









・モンブラン・デミサイズ
モンブランクリームを縦横へ積み重ね白いパウダーをのせた標準的なモンブランの形。あまり香りはしないが奥に甘くした栗のクリームが香る。フォークを入れるとモンブランクリームがねっとりし、生クリームはしっとりとして牧場で飲む牛乳に少し溶かしバターが入ったようなコクを持つ風味。底にあるメレンゲは密度が高く硬めに固まっていて、砂糖の甘味が強い。モンブランクリームは中核を持った力強いもので、口に入れて少ししてからその中心から同心円状に味が波紋状に広がっていく。舌触りは和菓子のねりきりのようで、最初は静かで中低域からじわーっと洋栗、シナモン、黄な粉、駄菓子のきなこ棒の味が出てくる。全体では口の中で、生クリームにねっとりした塊のモンブランクリームが分裂して浮いており、モッツァレラチーズが水に浮いているような印象を受ける。甘味がしっかりとして強く、余韻も黒糖や黄な粉の旨味を持った甘味が長く続く。甘味がかなり強いが黄な粉の風味などがコクと苦味を持ち、余韻にべったりとした甘味が残らないので嫌味はない。
商品説明:パリ直輸入のマロンペーストとレシピでパリの味そのまま。モンブラン・オリジナルというパリ店標準サイズは788円。

・モンブラン・オ・ショコラ・リッシュ
練りタイプのチョコレートソースの香り。やはり黒糖と黄な粉が味わいのベースにあり、コッテリ、ねっとりとしたチョコクリームが低域に5cmぐらいの層を成してズズズっと舌の奥へと進んでいく。モンブランと同じぐらいの強い甘味で中盤以降までチョコのボリュームが大きく支配するが後半にチョコの風味が抜けてくると少しモンブランの味わいが出てくる。
商品説明:2種類のフランス産マロンペーストにショコラパウダーを練り込んだ香り豊かなチョコレート風味のモンブラン。

・メープルのモンブラン
ホットケーキ用と称されて一般的に販売されているメイプルシロップに醤油が数滴入った香り。その香りの裏には黒糖や黄な粉が香る。やはりモンブランと同様にねっとりとして甘いが、最初から最後まで静かで甘味の塊が襲ってくるようなボリュームは他よりも小さい。他と比べれば甘味が控えめだが、それでも一般的なケーキと比べるとかなり甘め。メイプルは味わいには最初少し来るぐらいなので中盤以降はモンブランと同じ風味が出てくる。
商品説明:今月のモンブランはシーズンモンブランとしてメープルのモンブラン。厳選されたマロンペーストにカナダ産メープルのペーストをブレンドしメープルシュガーを振りかけました。

評価
かなり濃くて甘いがB級グルメなどとは異なる。3種類とも味わいの基本構成は同じで世界観があり、和なテイストが印象的。すごい甘い物を好きな人向けだがアメリカンな甘味とは違う。ワインで例えるとフランスのボルドー1級から3級ぐらいの格付けシャトーのリリース間もないワインを若い状態で飲んだような印象と重なる。ワインの場合は水源が根底にあり要素は豊富だが凝縮されていて苦味などがガツンとした強さを持って前面に出ているような感じで、このモンブランは甘味がとても強く前面に出ている。一度には沢山食べられないケーキで、パリのカフェで1つを1時間ぐらいかけてコーヒーを沢山飲みながらチビチビと食べるのが良さそう。
ももさんからコメントをいただき早速食べてみた。お薦めいただいておいて申し訳ありませんが、好みの順番は ナッシュカッツェ=Yuji Ajiki > コフレ >> キルフェボン > アンジェリーナ >> 一般的なケーキ店 となります。繊細で流麗、味覚のバランスを好むのでこの順位ですが、濃くて甘味が強く重厚で流麗な風格を持つケーキを好む方には上記では1番になると思います。普通これぐらい甘いと品がなくなるが、甘味でこれだけ圧倒されるのに口の中はさっぱりしているところに上品さがあり個性的で、他のケーキとは一線を画す。

サロン・ド・テ・アンジェリーナ ウイング高輪
東京都港区高輪3-26-26 ウイング高輪EAST B1F 03-3443-8331

2011年11月8日火曜日

ウィーン菓子 ナッシュカッツェ 荏田の焼きモンブラン

店名 ウィーン菓子 ナッシュカッツェ(Cafe-Konditorei Naschkatze) @横浜市青葉区
商品 荏田の焼きモンブラン(250)





テイスティングノート
かわいらしい文字や絵の袋にはカップに入った焼き菓子が入っている。フォークを入れるとしっかりとした硬さで適度な密度を感じる。口に入れて少ししてから生モンブランにある栗の風味がしっかりと出てくる。

評価
一般的なスイートポテトの生クリームと砂糖を抑えて栗の甘味と旨味を強めにした味わい。生のモンブランと同じ茨城産の栗を使っているとのことで確かに同じ傾向の味がする。生は60分以内だが、こちらは3日間の消費期限となっている。

ウィーン菓子 ナッシュカッツェ(Cafe-Konditorei Naschkatze)
横浜市青葉区荏田西2-15-1-102 045-211-4533 10:00-20:00 月休(月曜祝日の場合火休)

2011年11月5日土曜日

ウィーン菓子 ナッシュカッツェ モンブラン

店名 ウィーン菓子 ナッシュカッツェ(Cafe-Konditorei Naschkatze) @横浜市青葉区
商品 モンブラン(500)






テイスティングノート
栗の甘皮がところどころに見えるモンブランクリーム。栗を蒸かして皮を開けたときに栗の中核部分の独特な香りがあり、和食の煮物っぽい香りにも似ている。フォークを入れると崩れそうにはなるがメレンゲまですごく柔らかく底までサクっと切れる。蒸かした栗そのものの風味のモンブランクリーム、とても軽やかで口溶けが早い生クリームはほのかな生乳の風味。土台のメレンゲ層は黒糖や三温糖で作った綿菓子をやさしく固めたような食感で、焦がした三温糖などのコクがある風味があり香りも鼻を抜け、舌に当たるだけで気持ちよく溶けていく。全体ではモンブランクリームの風味をメレンゲが下支えし、生クリームが一体感を持たせるようにまとめ、味がしっかりしていながら軽やかな印象を受ける。メレンゲが合わさることで蒸かした栗風味のモンブランクリームは栗の甘皮風味を放ち、甘皮つきの栗をまるごと頬ばったような味わいになる。生クリームを使っているが、甘さを抑えた上品な栗きんとんのようでもあり、和洋両方を兼ね備えた和栗の風味を存分に感じられるケーキ。

評価
やはりナッシュカッツェのモンブランはすごくおいしい。60分以内に食べないといけないというのが難点ではあるが、メレンゲの軽さ、サクッとした歯応えと口溶けの心地よさを考えると60分以内だとしても作られてから出来るだけ早い時間に食べた方がいい。店内で食べるのがベスト。2日前までに予約すればバースデーケーキ向けに4号2400円ぐらい、6号3800円ぐらいでホールでも作ってもらえる。クリスマスケーキ向けとしてもパンフレットを製作中とのことだった。ただし、60分以内に食べるという条件は変わらない。
好きなケーキ店のモンブランを連続して食べているが好みではYuji Ajikiと同格。ただし、スタイルは異なり、ナッシュカッツェは素材を活かしながら人が持つ栗のイメージをそのまま具現化、Yuji Ajikiは色んな要素を繊細に調和させたエレガントなタイプ。好みの順番は ナッシュカッツェ=Yuji Ajiki > コフレ >> キルフェボン >> 一般的なケーキ店 となる。それぞれ趣向や個性があって楽しい。

ウィーン菓子 ナッシュカッツェ(Cafe-Konditorei Naschkatze)
横浜市青葉区荏田西2-15-1-102 045-211-4533 10:00-20:00 月休(月曜祝日の場合火休)