pâtisserie m.koide ムース・チェリー、ムース・ピスターシュ、ムース・カシス、ダックワース

店名 pâtisserie m.koide（パティスリー エムコイデ）　@自由が丘
商品 ムース・チェリー（460）、ムース・ピスターシュ（480）、ムース・カシス（470）、ダックワース（210）

  
自由ヶ丘駅の南口を右手に進み、線路沿いのTrainchiを抜けてテナントを突き抜けたら右手へ。

  
線路に突き当たるまで進み、東急大井町線沿いに歩いたら左側にお店が現れる。

  
お店でトレイに並べたところを写真撮らせていただく。

  
・ダックワース
表面の極薄い層だけがパリっとしているので、歯を入れた瞬間だけ歯応えがあり、そこからはとても柔らかいスポンジのようにふんわりと受け止められる。ふんわりとピスタチオの風味が膨らみ、中から酸味がありパッとするような木苺？のソースが合わさり一体感を与える。

  
・ムース・チェリー
軽いメレンゲは甘味がしっかりしている。ムースは舌に素材が当たり、薄くシロップ漬けした日本のチェリーの風味がふんわりと出て、その後にその風味が膨らんでくる。ドライアイスなど何かしらの煙がスーッと風で流れて進んでいった先にちょうどチェリーの実の大きさに味わいが纏まる。口に含んだ瞬間は全てが一体化していて、そこからピスタチオの風味が上下に広がり、メレンゲの甘味が下支えしながら酸味のある果実が真っ直ぐに進んでいく。後半から余韻までにやや甘味がしっかりと残る。

  
・ムース・ピスターシュ
しゅわっと舌溶けのよいムースはピスタチオの風味が強く、グンっと訴えてくる。枝豆のような緑の豆の風味があり、そこから豆の甘味が出てくる。中は酸味の強い木苺のムースとコンフィチュールがある。これらは一体感があり、クリーミーさが出てくる。おいしい。

  
・ムース・カシス、
酸味が中太で舌にカシスの存在感を現す。カシスのムースは波打ち際の波のようにスーっと味わいが平面に流れ、そこからミカンの味わいが、ふっ、ふっっと魚が跳ねるように上側に飛び出てくる。カシスの風味にミカンが波打っている。中にはミルク風味のムースが入っている。

評価
どれもフルーツが活きていて、中太で一体感があっておいしい。上にのっている果実もしっかりしている。この調和、ハーモニーは横浜のYuji Ajikiさんに通じる。ただ、世界観は異なり、Yuji Ajikiさんがハーモニーを奏でながら上昇気流に昇っていく高い階調までグラデーションを描く円錐状になるのに対して、m.koideさんはその場でほわんとした空間が現れてその空間内で時間変化が生じる。どちらもワインの世界に通じる味わい。

pâtisserie m.koide（パティスリー エムコイデ）
東京都世田谷区奥沢6-32-9 ローズコート自由が丘1F　03-5758-0515　10:00-20:00（日祝-19:00）　月休

カファレル ジャンドゥーヤ、苺のティラミス、キャラメルブリュレ

店名 Caffarel torino italia（カファレル 東京駅グランスタ店） @東京駅グランスタ
商品 ジャンドゥーヤ（504）、苺のティラミス（504）、キャラメルブリュレ（493）

  
  
・ジャンドゥーヤ
チョコが中域のコクがボリューム強い香り。カリフォルニアの赤ワインに共通する香りがある。木苺の酸味が強くていい味わいでババロアはプリプリからねっとりした食感になる。底にはサクサク生地があり、それらが口から後頭部へと高いトーンへと消えていく。アーモンドが香ばしくておいしい。ちょっと甘いかな？と思うとそこから軽やかに味わいが登っていく。


 
  
  
・苺のティラミス
アポロチョコのような苺チョコレートの香り。生クリームはやや重で低域からあり、口に入れてから中盤辺りからまろやかな洋酒の風味が心地よく広がり、苺の酸味が効いたムースほわんとして甘味がやさしく続く。おいしい。

  
  
・キャラメルブリュレ
天使のような羽根がついたかわいらしい容器。中域のコク（焦げ？）がほんの少しだけ甘味といっしょに香る。スプーンですくうと中から泡々が出てくる。ふんわりした泡は甘味が控えめで、卵感と甘味がしっかりしている。余韻に卵の風味が長く続く。プリンもすごく滑らかで、滑らかというよりもスープにも近いぐらい。上の泡の方が綿菓子のような甘味が強い。舌奥左右と舌中央に甘味が集中し、後半にほわんと味が膨らむ。

評価
味わいはしっかりした造りで、バランスも取れていておいしい。神戸が本店というお店。他にもジャンドゥーヤのロールケーキなどもあるので今度試してみたい。

Caffarel torino italia（カファレル 東京駅グランスタ店）
東京都千代田区丸の内1-9-1 東京駅地下1階グランスタ内　03-3284-2121　08:00-22:00（日・祝 -21:00）　無休

ポーモ デ アーモ シュークリーム

店名 Pomo de Amo 季節のスイーツポーモ デ アーモ　@センター南
商品 シュークリーム（）

  

テイスティングノート
やや白っぽい生地の外観で表面の触感は少しだけ硬めでパリッとしている。香りは菜種油のような少し黒さもある香りの後からひげ付きコーンの香りが出てくる。クリームは甘さが控えめで、カスタードクリームの卵感も強調せず自然な味わい。

評価
甘味や味わいが控えめなのでインパクト少ないが、その分口当たりは自然で安心して食べられる。

Pomo de Amo 季節のスイーツポーモ デ アーモ　シェフのブログ
横浜市都筑区茅ヶ崎中央13-3 サウスエステート1F　045-941-0450　12:00-18:00　月休・火不定休

Pâtisserie SUCRÉ（パティスリー シュクレ） 木苺のタルト

店名 Pâtisserie SUCRÉ （パティスリー シュクレ）　@横浜都筑区
商品 木苺のタルト（1200）

  
  
  

テイスティングノート
酸味のある苺の香り。食べてみると苺は甘味が強めで酸味は少なめ。木苺は酸味があり、クランベリーは鋭い酸味と木の実の苦味がある。カスタードクリームはパッションフルーツのような風味で、タルトには干し芋のようなコクのあるアーモンドクリームが挟まれている。タルトの香ばしさとカスタードクリーム、ベルーの果実味と酸味、旨味がバランス取れている。

評価
どれを食べてもバランスが取れているシュクレさんのケーキ。このタルトもそれぞれの要素を単体で食べると単調な感じだが一緒に食べると調和が取れておいしくなる。すばらしいバランス感覚。

Pâtisserie SUCRÉ （パティスリー シュクレ）
横浜市都筑区仲町台1-30-13 ノースヒルズ仲町台102　045-943-1608　10:00-19:00　不定休