2011年11月20日日曜日

マルヤ製菓 フワフワたい焼き 生クリーム+つぶあん

店名 マルヤ製菓 @東京・町田
商品 フワフワたい焼き 生クリーム+つぶあん(160)





テイスティングノート
注文してからたい焼きに入れてくれる生クリームはたい焼きから溢れんばかりに入っている。全体に甘味が控えめで、生クリームは菓子パンの生クリームを軽くしたような風味。つぶ餡も甘味が抑えられているので小豆の味がグッと出てくる。生地は注文してからたい焼きに入れてくれるため湿気は吸ってなく柔らかで表面もカリっとは焼かれてないがフカフカというよりもフンワリという方が近い。

評価
小陽生煎饅頭屋さんの真向かいのお店。生地がやわらかめという点でほのぼのお好み鯛焼き本舗(おめで鯛焼き)(リンクはクールたい焼き)に近い。王道では、特にクリームとジャーマンがおいしい 鯛乃家さん(リンクは白い鯛焼き) や 小豆やかりんとうの銀のあんさん(リンクはかりんとうたい焼き)、ボリュームが驚きの鯛八さん が好みのたい焼き屋さん。

2011年11月16日水曜日

サザコーヒー コーヒー豆チョコ

店名 Home roasted SAZA COFFEE(サザコーヒー)
商品 コーヒー豆チョコ(1000/160g)





テイスティングノート
見た目の色合い通り、ビター、チョコミルク、ミルク、イチゴの4種類。ビターはほろにがで酸味も効いている。ビターな甘味から始まり酸味がグーンと伸びてくる。チョコミルクはマイルドなまま酸味と苦味とのバランスを保つ。ミルクは柔らかい味わいでイチゴは中盤にイチゴやラズベリーの風味がくる。どれもコーヒー豆を噛み砕くカリッとした食感とそこから現れるコーヒーの風味の膨らみと苦味が心地よい。

評価
コーヒービーンズでは現在まで一番おいしいと思っている商品。茨城が本店だが2005年にエキュート品川と共に開店したのを友人から教えてもらい、定期的に買ってくるようになった。以前はお得な大袋もあったが2年ぐらい前になくなり、さらにビター単体などの袋売りもなく、このミックスだけになっている。お店の方によるとイチゴがないバージョンは今年の年末ごろに復活するらしい。また、二子玉川にも今年の3月19日に開店したそうだ。

サザコーヒー ecute 品川
東京都港区高輪3-26-27 エキュート品川(品川駅構内) 03-3444-8910 08:00-22:00 無休

2011年11月9日水曜日

サロン・ド・テ・アンジェリーナ モンブラン・デミサイズ、モンブラン・オ・ショコラ・リッシュ、メープルのモンブラン

店名 サロン・ド・テ・アンジェリーナ ウイング高輪店(Angelina)
商品 モンブラン・デミサイズ(473)、モンブラン・オ・ショコラ・リッシュ(494)、メープルのモンブラン(473)


横浜から一番近い品川のウイング高輪店へ向かう。EAST館はJR品川駅の階段下。









・モンブラン・デミサイズ
モンブランクリームを縦横へ積み重ね白いパウダーをのせた標準的なモンブランの形。あまり香りはしないが奥に甘くした栗のクリームが香る。フォークを入れるとモンブランクリームがねっとりし、生クリームはしっとりとして牧場で飲む牛乳に少し溶かしバターが入ったようなコクを持つ風味。底にあるメレンゲは密度が高く硬めに固まっていて、砂糖の甘味が強い。モンブランクリームは中核を持った力強いもので、口に入れて少ししてからその中心から同心円状に味が波紋状に広がっていく。舌触りは和菓子のねりきりのようで、最初は静かで中低域からじわーっと洋栗、シナモン、黄な粉、駄菓子のきなこ棒の味が出てくる。全体では口の中で、生クリームにねっとりした塊のモンブランクリームが分裂して浮いており、モッツァレラチーズが水に浮いているような印象を受ける。甘味がしっかりとして強く、余韻も黒糖や黄な粉の旨味を持った甘味が長く続く。甘味がかなり強いが黄な粉の風味などがコクと苦味を持ち、余韻にべったりとした甘味が残らないので嫌味はない。
商品説明:パリ直輸入のマロンペーストとレシピでパリの味そのまま。モンブラン・オリジナルというパリ店標準サイズは788円。

・モンブラン・オ・ショコラ・リッシュ
練りタイプのチョコレートソースの香り。やはり黒糖と黄な粉が味わいのベースにあり、コッテリ、ねっとりとしたチョコクリームが低域に5cmぐらいの層を成してズズズっと舌の奥へと進んでいく。モンブランと同じぐらいの強い甘味で中盤以降までチョコのボリュームが大きく支配するが後半にチョコの風味が抜けてくると少しモンブランの味わいが出てくる。
商品説明:2種類のフランス産マロンペーストにショコラパウダーを練り込んだ香り豊かなチョコレート風味のモンブラン。

・メープルのモンブラン
ホットケーキ用と称されて一般的に販売されているメイプルシロップに醤油が数滴入った香り。その香りの裏には黒糖や黄な粉が香る。やはりモンブランと同様にねっとりとして甘いが、最初から最後まで静かで甘味の塊が襲ってくるようなボリュームは他よりも小さい。他と比べれば甘味が控えめだが、それでも一般的なケーキと比べるとかなり甘め。メイプルは味わいには最初少し来るぐらいなので中盤以降はモンブランと同じ風味が出てくる。
商品説明:今月のモンブランはシーズンモンブランとしてメープルのモンブラン。厳選されたマロンペーストにカナダ産メープルのペーストをブレンドしメープルシュガーを振りかけました。

評価
かなり濃くて甘いがB級グルメなどとは異なる。3種類とも味わいの基本構成は同じで世界観があり、和なテイストが印象的。すごい甘い物を好きな人向けだがアメリカンな甘味とは違う。ワインで例えるとフランスのボルドー1級から3級ぐらいの格付けシャトーのリリース間もないワインを若い状態で飲んだような印象と重なる。ワインの場合は水源が根底にあり要素は豊富だが凝縮されていて苦味などがガツンとした強さを持って前面に出ているような感じで、このモンブランは甘味がとても強く前面に出ている。一度には沢山食べられないケーキで、パリのカフェで1つを1時間ぐらいかけてコーヒーを沢山飲みながらチビチビと食べるのが良さそう。
ももさんからコメントをいただき早速食べてみた。お薦めいただいておいて申し訳ありませんが、好みの順番は ナッシュカッツェ=Yuji Ajiki > コフレ >> キルフェボン > アンジェリーナ >> 一般的なケーキ店 となります。繊細で流麗、味覚のバランスを好むのでこの順位ですが、濃くて甘味が強く重厚で流麗な風格を持つケーキを好む方には上記では1番になると思います。普通これぐらい甘いと品がなくなるが、甘味でこれだけ圧倒されるのに口の中はさっぱりしているところに上品さがあり個性的で、他のケーキとは一線を画す。

サロン・ド・テ・アンジェリーナ ウイング高輪
東京都港区高輪3-26-26 ウイング高輪EAST B1F 03-3443-8331

2011年11月8日火曜日

ウィーン菓子 ナッシュカッツェ 荏田の焼きモンブラン

店名 ウィーン菓子 ナッシュカッツェ(Cafe-Konditorei Naschkatze) @横浜市青葉区
商品 荏田の焼きモンブラン(250)





テイスティングノート
かわいらしい文字や絵の袋にはカップに入った焼き菓子が入っている。フォークを入れるとしっかりとした硬さで適度な密度を感じる。口に入れて少ししてから生モンブランにある栗の風味がしっかりと出てくる。

評価
一般的なスイートポテトの生クリームと砂糖を抑えて栗の甘味と旨味を強めにした味わい。生のモンブランと同じ茨城産の栗を使っているとのことで確かに同じ傾向の味がする。生は60分以内だが、こちらは3日間の消費期限となっている。

ウィーン菓子 ナッシュカッツェ(Cafe-Konditorei Naschkatze)
横浜市青葉区荏田西2-15-1-102 045-211-4533 10:00-20:00 月休(月曜祝日の場合火休)

2011年11月5日土曜日

ウィーン菓子 ナッシュカッツェ モンブラン

店名 ウィーン菓子 ナッシュカッツェ(Cafe-Konditorei Naschkatze) @横浜市青葉区
商品 モンブラン(500)






テイスティングノート
栗の甘皮がところどころに見えるモンブランクリーム。栗を蒸かして皮を開けたときに栗の中核部分の独特な香りがあり、和食の煮物っぽい香りにも似ている。フォークを入れると崩れそうにはなるがメレンゲまですごく柔らかく底までサクっと切れる。蒸かした栗そのものの風味のモンブランクリーム、とても軽やかで口溶けが早い生クリームはほのかな生乳の風味。土台のメレンゲ層は黒糖や三温糖で作った綿菓子をやさしく固めたような食感で、焦がした三温糖などのコクがある風味があり香りも鼻を抜け、舌に当たるだけで気持ちよく溶けていく。全体ではモンブランクリームの風味をメレンゲが下支えし、生クリームが一体感を持たせるようにまとめ、味がしっかりしていながら軽やかな印象を受ける。メレンゲが合わさることで蒸かした栗風味のモンブランクリームは栗の甘皮風味を放ち、甘皮つきの栗をまるごと頬ばったような味わいになる。生クリームを使っているが、甘さを抑えた上品な栗きんとんのようでもあり、和洋両方を兼ね備えた和栗の風味を存分に感じられるケーキ。

評価
やはりナッシュカッツェのモンブランはすごくおいしい。60分以内に食べないといけないというのが難点ではあるが、メレンゲの軽さ、サクッとした歯応えと口溶けの心地よさを考えると60分以内だとしても作られてから出来るだけ早い時間に食べた方がいい。店内で食べるのがベスト。2日前までに予約すればバースデーケーキ向けに4号2400円ぐらい、6号3800円ぐらいでホールでも作ってもらえる。クリスマスケーキ向けとしてもパンフレットを製作中とのことだった。ただし、60分以内に食べるという条件は変わらない。
好きなケーキ店のモンブランを連続して食べているが好みではYuji Ajikiと同格。ただし、スタイルは異なり、ナッシュカッツェは素材を活かしながら人が持つ栗のイメージをそのまま具現化、Yuji Ajikiは色んな要素を繊細に調和させたエレガントなタイプ。好みの順番は ナッシュカッツェ=Yuji Ajiki > コフレ >> キルフェボン >> 一般的なケーキ店 となる。それぞれ趣向や個性があって楽しい。

ウィーン菓子 ナッシュカッツェ(Cafe-Konditorei Naschkatze)
横浜市青葉区荏田西2-15-1-102 045-211-4533 10:00-20:00 月休(月曜祝日の場合火休)

2011年11月4日金曜日

氏原製菓 静岡 銘菓 みかん

店名 氏原製菓
商品 静岡 銘菓 みかん(630)





テイスティングノート
かわいらしいダンボールを模した梱包。箱を開けてもミカンの形や皮のワックスの光沢が部分的に見える。和のみかんにある酸味と高めのトーンと、そのすぐ後には白餡の香り。皮の部分は硬めで少しポソポソした食感。白餡は滑らかで甘味はあるが強くはない。

評価
静岡のお土産で信玄桃と同じコンセプトの商品。お土産にいい感じだが皮のポソポソ感は残念。信玄桃の方がよく出来ている。

氏原製菓
静岡県伊東市岡1284 0557-37-3334

2011年11月3日木曜日

ケーキショップ コフレ モンブラン、かぼちゃのモンブラン

店名 ケーキショップ コフレ(coffret) YOKOHAMA ROYAL PARK HOTEL内 @横浜桜木町
商品 モンブラン(441)、かぼちゃのモンブラン(483)








テイスティングノート
・モンブラン
黒っぽい大きな栗が頂上にのってパウダーがかかっている。それ以外は普通のモンブランの形。外はシュガーパウダーの香りぐらいだが、断面からは洋酒の香りが出てくる。生クリームが洋酒風味でスポンジはマドレーヌのようなどっしりしたもので厚みも15mmぐらいある。モンブランクリームは中域のコクが主体で甘さはやや控えめで味わいが長く余韻まで続く。全体では中域から静かに始まり、高域の味わいが出てきてそのまま伸びていく。スポンジがほろほろと溶けて口の中から形がなくなってからモンブランの風味が存在感を増す。洋酒の風味がポイントとなり、それが全体を捉えたときの印象となっている。
商品説明:フランス産のマロンペーストと生クリームをたっぷりと使ったモンブラン

・かぼちゃのモンブラン
プレートのホワイトチョコらしい独特な濃い色の花の甘さを持った香り。生クリームは乳製品らしいマスカルポーネのような香りで単体でもお菓子っぽく、後味がほんのりと長く続く。土台は1cmぐらいで黄色がかり、モンブランのスポンジよりも軽くほろほろと崩れる。中に入っている黒胡麻クリームはかぼちゃの皮と栗の渋皮風味が感じられてでしっかりした味わいで、かぼちゃのクリームは口に入れてから少ししてからかぼちゃの甘味がじわじわと出てくる。全体では中域から低域の味が層状になりつつグラデーションを描いている。中に入っている黒胡麻クリームの風味が香ばしく全体をまとめている。
商品説明:かぼちゃ風味の生地に黒胡麻クリームを絞り、その上からかぼちゃクリームを絞りました

評価
コフレらしい中低域の主体が安定したケーキで、上品さも兼ね揃えている。洋酒が全体をまとめるモンブランもおいしいが、黒胡麻クリームの渋味と香ばしさが全体をまとめるかぼちゃのモンブランもおいしい。好きなケーキ店で3軒連続してモンブランを食べているが、モンブランの好みでは Yuji Ajiki > コフレ >> キルフェボン >> 一般的なケーキ店 という順番。

ケーキショップ コフレ(coffret)
横浜市西区みなとみらい2-2-1-3 横浜ロイヤルパークホテル B1F 045-221-1111(代表経由) 11:00-21:00

2011年11月2日水曜日

キルフェボン モンブラン、京都府産 丹波栗のタルト

店名 キルフェボン 横浜(quil fait bon) @横浜駅 相鉄ジョイナス1F
商品 モンブラン(630)、京都府産 丹波栗のタルト(1260)







テイスティングノート
・モンブラン
モコモコしたクリームの外観。チョコソースの香り。モンブランクリームはすごく細かい粒が入っていて、チョコパウダーが後味で存在感を出して味わいが安定する。栗は普通で素朴。カシスが1粒のっているが味は主張しない。全体では生クリームの甘味がきて、後半に栗の風味がくる。チョコパウダーとタルトの塩味が一般的なモンブランと異なる特徴。

・京都府産 丹波栗のタルト
厳選食材シリーズにしてはおとなしい外観。栗は光沢を帯びている。香りはほとんどなく、タルトの塩気ぐらい。生クリームは甘めで軽い。カシスジャムが最初にきて、栗は洋酒が効かせた栗の粉を柔らかくほわほわ状態にまとめたような感じ。洋酒はサバランの風味を感じさせるラム酒味。栗は普通。全体ではカシスジャムの酸味があり、ラム酒、クリームの風味が短い間に順番にやってくる。上品な味わい。

評価
モンブランに特徴があっておもしろい。丹波栗のタルトは前回同様に価格に見合う味わいを感じられない。モンブランはYuji Ajikiと同じ価格で味わいの方向性は異なるが、圧倒的にYuji Ajikiの方が好みで美しい世界観、上品さがあっておいしい。

キルフェボン 横浜(quil fait bon)
横浜市西区南幸1-5-1 相鉄ジョイナス1F 045-290-1685 10:00-21:00 不定休